獨協大学体育会アメリカンフットボール部員は、
フェアプレーの精神のもと、スポーツと学問を両立し、
健全な学校生活の中で人間形成を行う。
・グラウンドでも、学校でも、生活の中で常に正しい行いを心がける
・自身の定めた目標を達成することで成功体験を通じて、大きな自信を持って社会に旅立つ
GREEN MONSTERS 3F 行動規範
第1条 ~Fair~
グリーンモンスターズは、
礼儀を重んじ、フェアプレー精神に徹し、
いかなる相手もあなどらず、たじろかず、威張らず、
正々堂々と勝負する。
第2条 ~Finish~
グリーンモンスターズは、
絶えず自己のベストを尽くし、最後まで戦う。
第3条 ~Fun~
グリーンモンスターズは、
常にフットボールを愉しみ、勝負や挑戦を愉しむ。
フットボールは勝負の舞台である。
獨協大学体育会アメリカンフットボール部 GreenMonsters
監督 佐々木 和哉
新入生のみなさま、保護者のみなさま
ご入学おめでとうございます。監督兼ヘッドコーチの佐々木和哉です。
アメリカンフットボールは、ヘルメットやショルダーといった防具を装着して行うスポーツです。「走る」「ブロックする」「タックルする」など選手によるコンタクトがあります。
また、楕円のボールを「蹴る」「投げる」「捕る」といった繊細なテクニックも必要です。さらには100通りを超える攻守のパターンを理解し実践しなければなりません。
ポジションによって求められるスキルの専門性が高く、これまで経験してきたスポーツ技術を活かせます。スポーツ未経験者であっても、体の大きい小さいに左右されることなく活躍のチャンスがあります。考えることやデザインすることが好きならば、それは戦術戦略の理解と実践において大きな武器になります。
ひとつでも強みがあればこの「究極のチームスポーツ」を楽しむことができます。
GreenMonstersはフットボールチームである以上、常に勝利を目指します。ただし勝利だけを追い求めるのではなく、人として成長できるチームでありたいと考えています。
社会人アメフトXリーグで経験のあるコーチや資格をもった専属トレーナもコーチングスタッフとして関わり、アメフトスキルはもちろん生活面や食事面までサポートする体制が整っております。本校の理念に基づき学生の「人間的な成長」と「競技力の向上」ふたつのゴールを目指してサポートしてまいります。目標達成に向けた「信念」「覚悟」「情熱」をサポートしてまいります。
目標を掲げる。目標達成に向けたプロセスを考える。チームで計画的に実践する。喜びを共有する。後輩へ引き継ぐ。部活を通じて社会人への準備もできていきます。
「スポーツの可能性」「アメリカンフットボールの可能性」「学生のみなさんの可能性」
にワクワクが止まりません。同じ「夢」「目標」をもった仲間と出会ってください。
獨協大学を目指している皆さん、新入生の皆さん、大学と高校までの各学校との違いは何でしょうか。
それは、大学では、教員はすべて、社会的に意義のある課題を設定し論文を執筆することで、新しい解決や価値を生み出そう不断の努力をしていることです。そこでは、先行研究を踏まえ、問うべき課題を明らかにして、それに対して適切な手法でもって、何らかの解を与えようとします。
大学における体育会の意義も以上の中で位置づけられます。というのも、体育会でも、各自が勝利という目的に対して、個人とクラブとの関係の中で自分にできることを考え、課題を設定し、自らを律しつつ課題をクリアーし、貢献していくからです。
以上は、言われたことを単にやるだけという高校までの行動パターンとは全く異なります。自ら考え、社会や組織(体育会なら勝利)にどのように貢献できるかについて、自発的に行動することが求められます。これこそが大学では重要です。アメリカンフットボール部はそうした学びの場ともいえます。そして、こうした考え方は学生の本分である卒業論文の執筆の方法論と全く同じであり、社会に出てからも役に立つ一生もの考えとなります。
「今だけの人生の過ごし方」
私の学生時代は多くの経営者がそうであるように、アメリカンフットボールに没頭した事で、社会人としての基盤となる重要な力を得る事ができました。
個人の体験で恐縮ながら、私の得た財産を まだアメフト経験の無い方も含めて次世代を担う方々と共有できれば幸いです。
(1)若い時代のみの体験
アメリカンフットボールだけは、球技として、対象年齢がごく限られています。
その為、学生時代に経験しないと一生経験できないスポーツです。
入学時、アメフトを全く知らずに、不安であっても決断すると言う事が大きな学びでした。
(2)常人を超えた体力づくり
どのスポーツに比較しても決して勝るとも劣らない体力、精神力が付きました。
これは、忍耐する事を学ぶ最高の経験であると同時に疲れに拠って判断がぶれないと言う利点があります。
(3)組織人としての身嗜み
体育会としての所作が自然に身に付きましたので、社会人としてどのような組織のどのような年配のどのような役職の方とお目にかかっても「礼を失する」事が無いので、臆する事が有りませんでした。
そして、今でも、あの厳しい練習を笑いながら語る事が出来、尊敬する先輩、切磋琢磨した同期、夢を掴んでくれた後輩を誇りとしています。